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市況レポート Vol.155

2014.10.24

10月はこれまでの所、比較的気温の低い日が多くなりましたが、この先は様相が変わりそうです。昨日発表された今後の1カ月予報によると、北日本から西日本にかけては、暖かい空気におおわれるため、期間の前半を中心に気温が高く、かなり高くなるところもある見込みで東から西日本では向こう1カ月の気温も高い見込みです。また、東から西日本海側では、寒気の影響が弱く、日照時間は平年並みか多い見込みとなっています。今月は、2週続けて台風が上陸するなど前半は不安定な天候となりましたが、この先は晴れの日が多く、暖かい日が多くなりそうです。それでは、先週からの市場の状況を見てみると、例年のとおり高冷地の産地が終わりを迎えてきたのと、ここのところの冷え込みも影響し暖地物も含め全体的に入荷量は少なめでの推移となりました。特に今週に入り菊類が端境期となり、入荷量が減少に転じた為に、前週までの安値傾向に歯止めがかかり堅調な値動きとなりました(表1参照)。さて、市場内を見ると、新潟からのチューリップも入荷が始まり、ストック、金魚草等も入荷量が増えてきており、春の花シーズンの訪れを感じさせてくれています。また、クリスマス装飾向けの、コットンやヒバ類も賑わいをみせています。早いもので、来週末は11月に入ります。月初から3連休となり、日柄も良く、婚礼関係の引き合いも強く、市場の注文も多く入っている状況となっています。くれぐれも、ご注文はお早目にお願いいたします。

 

営業本部部長 今井克己

表1 <2014年10月第3週~第4週 2013年度対比> 

 
10月13日(月) 10月15日(水) 10月17日(金)  10月20日(月) 10月22日(水) 10月24日(金)
OTA 入荷口数 92.4  93.9  102.0  93.1  98.2  98.0 
  平均単価 97.0  100  92.8  96.5  96.4  100.0 
FAJ 入荷口数 92.6  105.5  109.8  100.7  107.9  98.5 

平均単価 87.2  89.4  89.0  96.5  92.1  95.6 

(%)