先週は、10年に1度といわれる大型の台風26号が日本列島に接近し、多くの地域で観測史上最多の雨量を計測するなど、土砂災害等も発生し多大な傷跡を残しました。首都圏でも、16日水曜日の午前中は電車が運休になるなど、商業活動にも大きな影響が出ました。また、伊豆大島や千葉県の君津も甚大な被害に見舞われ、生産地にも大きな影響を及ぼしました。そして、今週末も台風27号、28号が連なって日本列島に近づき、沖縄・大東島地方では、長い間暴風域が続き、本日の午前中には、西日本に大雨をもたらしながら東北東に進んでいます。直撃の恐れは無いものの心配されています。このような中、先週からの市場の状況をみてみると、高冷地の産地も終わりとなってきたところが多く、台風の影響もあり暖地の産地の出回りも十分では無い為、全体的には入荷量は少なめでの推移となっています。少なめの入荷量が続いていながら、小売りの動きが鈍かったこともあり、入荷減の単価安という市況推移となっていました。しかし、今週に入り菊類も端境期となり入荷量も大幅に少なくなってきたこともあり、今週の水曜日からは、単価高にはなってきています（表1参照）。菊類も11月の中旬位までは品薄傾向が続きそうです。アネモネやフリージアの入荷も始まり、いよいよ春の花の出回りが増えてきました。暖地物の入荷が増えてくるにつれて、市況も落ち着いてくると思われますが、天候も不順な為に予想がしにくい状況になっています。来週末は3連休となる為、婚礼を中心に引き合いが強いことが予想されていますので、ご注文はお早目にお願いします。

営業本部　今井克己

表1　<2013年10月第3週～第4週　2012年度対比> 

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