先月１１月２４日木曜日に、東京も早くも雪が降り、1962年以来の54年ぶりの記録的に早い初雪となりました。

先週の市況は、前週の初雪の影響で週明けの入荷量が増えず、２３日水曜日の祝日の婚礼需要のため高値相場となりました。その後も入荷量は増加することなく、暖冬で入荷が潤沢であった前年と比較すると高値の推移となりました。今週も入荷量はさほどかわらず、週末にかけてなだらかに落ち着いた相場となりました。

品目の状況は、春物のスイトピー、スナップ、ストックなどが寒さの影響でまだ増えてこないなかで、菊類は品種の切りかえなどでまた一時減少する見込み。静岡、愛知の赤バラについては１２月の上旬から中旬にかけて出荷のピークとなる見通しで、クリスマス直前の需要時に不足する恐れがあるとのことです。お早めの手配が良いかもしれません。

今月は１１日の日曜日は松市、１８日の日曜日は千両市です。松については近年の傾向のとおり下位等級のものが不足気味で、とりわけ今年は４年前の作付時に種苗が出来が悪く不足気味であったため上位等級から下位等級にかけて全般的に少なめとの予測です。また夏の猛暑と秋の長雨のために葉の徒長がやや見られるそうです。千両については実付がよく塩害なども無かったため成育は順調。やや色付が遅れ気味とのことです。

店頭販売については、本日は愛知県豊川のJAひまわりバラ部会の皆様をお迎えしてバラフェアーを行いました。部員30名の方たちで200品種ほどのバラを取り扱われる大型の産地さんです。店頭では117品種の2015-2016年の品種リストをお配りしていただきながら、4000本のバラを販売させていただきました。ご来店いただきました皆様誠にありがとうございました。バラ部会の皆様には、お客様の声を直接聞かせて頂ける良い機会になりましたと喜んでいただけました。次回は栃木県宇都宮のユリのフェアーを行う予定です。皆様どうぞお楽しみに。

表1　<2016年12月第1週～第2週　前年度対比>