5月28日、九州北部と四国で梅雨入りしたとみられると発表がありました。いずれも平年より8日早い梅雨入りで、5月の梅雨入りは5年ぶりでそうです。関東は、遅くとも来週あたりで梅雨入りとの事です。最新の長期予報の資料によりますと、今年の6月は太平洋高気圧の勢力が例年より強まり、梅雨前線が本州付近に停滞しやすい予想です。関東甲信も平年以上に曇りや雨の日が多く、雨量は平年並みか多い予想。例年、梅雨は大雨になりやすい時期ですが、今年はいっそう大雨による災害に警戒が必要です。7月になると太平洋高気圧の勢力はさらに強まる予想で、梅雨明けは平年(7月21日頃)より早くなる可能性があります。気温も高くなる見込みで、早い時期から夏空が広がり、厳しい暑さとなるでしょう。今後も早いペースで季節が進んでいきそうです。

雨や曇りが多いと植物は光合成出来ずに体が軟弱になり、花弁は薄く弱くなりボト(シミ)が入りやすくなります。また突然晴れたりすると蒸散が追い付かず全体的に垂れ、陽の強さで花弁や葉が焼けたりし、品質にも成育にも影響が出て栽培管理がもっとも難しい時期とも言えます。梅雨の時期は、品質の事故が起こりやすいのでしっかりと選別・分荷を徹底していきたいと思います。

6月に入り、品目によって暖地産がどんどんとシーズン終了して、高冷地産へと切り替わっております。今年は、気候(梅雨入り)が平年より早まっており、植物の生育も前進しております。しかし、高冷地のとくに標高の高いところに関しては意外に温度が低く生育が遅れがあり、前進と遅れによって端境が出来て、品目によっては、週で全く入荷しない状況も出てきます。これから約1ヶ月、不安定な入荷が続きますので、詳細等追って御連絡させて頂きたいと思います。

6月17日（日）は「父の日」です。数年前よりベストファーザー賞などでひまわりが紹介されてから、「父の日」には、ひまわりを・・・が年々浸透してきており、注文数も増えてきております。種苗会社や全国の各ひまわり産地も「父の日」に向けてＰＲしたりと力が入っております。市場に入荷量も増え始め、各仲卸店頭で沢山のひまわりが陳列されて、活気付いております。ひまわり担当者としては、父の日には是非ひまわりを贈っていただきたいところです。品種等で御相談がありましたら、お気軽に御相談下さい。