市況レポート Vol.267
2019.04.05
4月1日、新年度のスタート。新しい元号が決まり、来月5月1日からは「令和」の時代が始まります。「令和」は万葉集、梅の花の歌32首の序文。「初春の令月にして、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす。」から引用されました。「時あたかも新春の好き月(よきつき)、空気は美しく風はやわらかに、梅は美女の鏡の前に装う白粉(おしろい)のごとく白く咲き、蘭は身を飾った香の如きかおりをただよわせている」(中西 進氏 訳)悠久の歴史と香り高き文化、四季折々の美しい自然、こうした日本の国柄をしっかりと次の時代へと引き継いでいく、厳しい寒さの後に春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように、一人一人の日本人が明日への希望とともにそれぞれの花を大きく咲かせることができる、そうした日本でありたいとの願いが込められているそうです。
年間最需要期の3月を終えました。3月を振り返りますと第3週目より、卒業式、ブライダル、彼岸需要が重なり、各品目で、前売りより引き合いが強く高単価で取り引きされました。第4週も卒業式、彼岸需要、ブライダルで引き続き高単価で動き、金曜日ではセリの単価が更に上回りました。最終の第5週は、年度末需要(送別花束)。月曜日は少しだけ動きが落ち着いたものの高単価で取り引きされ、水曜日は再び動きが戻り、金曜日ではまたもセリの単価が跳ねる市況となりました。
4月に入り、入社式、入学式需要がありますが、市況は落ち着いてきました。花材も春から初夏の花材へ移行。ストック、アネモネ、スイートピーは終了。ラナンキュラス、チューリップは入荷激減、もうしばらくでシーズン終了となりますので、詳細等は品目担当までお問い合わせ下さい。芍薬、ひまわり、カンパニュラ、少しずつ入荷が始まってます。
【フェア情報】
4月12日(金)朝5時~ 「4月18日ガーベラ記念日」にちなんで、PCガーベラさんを店頭にお招きしフェアを開催いたします。4月18日は「ガーベラ記念日」皆様、ご存じでしたでしょうか?記念日の由来としては、ガーベラ国産品種第一号で咲いた日だそうです。PCガーベラさんは「プチシリーズ」の生みの親、ガーベラ生産量日本一で品種も多く生産されており日本屈指のガーベラ産地です。おすすめ花材として、御提案させて頂きますので宜しくお願い致します。
4月19日 (金)朝5時〜千葉県佐倉市 佐倉市花卉園芸組合 オリエンタルユリ フェア千葉県佐倉のユリの特徴としては、市場までの距離が近いと言う事もあり出荷日ギリギリまでハウスの中で蕾を膨らませ、色のりを良くし、フレッシュの状態で出荷をしております。おすすめ花材として、御提案させて頂きますので宜しくお願い致します。
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