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市況レポート Vol.314

2022.08.26

今年の旧盆については、週末の天気にあまり恵まれなかったものの、小売店・量販店とも仏花は好調な売れ行きのでした。しかしながら、異例の高値相場続きで薄利にならざるを得なかった状況です。

市場のお盆休み明けからは菊類が増加。洋花は引き続き輸入品が少なく、国産は高温障害で品薄。ブライダル需要のバラ・トルキキョウ・カーネーション・レースフラワー・ヒマワリ・草花などを中心に高値が続いています。暑い夏の代表花としてヒマワリは夏のフェアーを開催する量販店・小売店の増加もあり、今年は例年にない引き合いの強さです。

先日の豪雨の影響で山形置賜などの一部のダリアが全滅で出荷が6割減の見通し。秋田のテッポウユリにも影響が出ています。

今週からは、グラス系の草花・秋の感じさせる実物など、秋色などの商品の引き合いが徐々に高まる時期となりました。重陽の節句・お月見に向けて今年もピンポンマムの黄色の引き合いは強そうです。需要期に向けて今年のご注文は例年よりも早く頂いております。

 

表:大田花き・FAJ各市場の入荷量・金額・平均単価について